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電動バイク、重さってどの位あるの?

こちらでは電動バイクの重さについて取り上げていきたいと思います。率直に言ってしまえば、電動バイクの種類によって重量は異なり、目安としては立ち乗り型が一番軽く、スクーター型が一番重く、折りたたみ型がその中間という感じ。ただし車種によっては、この目安傾向に当てはまらないという場合もあります。より詳しく見ていきましょう。

一番重量があるのはスクーター型、ただし…

例えば電動バイクのなかでも高い知名度を誇るヤマハのE- Vinoは68kg。電動車いすなども手掛けているる株式会社アクセス製のSneak77は73kg。中国製ながらパナソニック製バッテリーを用いているniu UQi Proは58kgとなっています。その他のスクーター型電動バイクも、概ね60kg台から70kg程度が多くなっています。

ただしこうした数値は、スクーター型電動バイクのなかでも、ガソリンエンジン搭載の一般的なスクーターに準じた車体構成の車種の場合。スクーター型電動バイクのなかには、例えばMIRAIのように自転車のフレームをベースとすることで約35kgという重量を実現しているものもあります。

さらに厳密にはスクーター型というよりは、座席付きの立ち乗り型に近い存在ですが、FUTURE MOBILITY Xは約18.5kgという、一般的なスクーター型の1/3以下の重量を実現しています。

ただし、MIRAIやMOBILITY Xはスクーター型電動バイクのなかでも例外的な存在であることに注意が必要です。繰り返しになりますが、ガソリンエンジン搭載のスクーターに準じた車体やフレーム、構造を持つスクーター型電動バイクは、概ね60kg~70kg程度の重量であると言ってよいのではないかと思われます。

最軽量は立ち乗り型、そのなかでも幅あり

電動スクーターの中でも、一番重量が軽い傾向にあるのは、立ち乗り型になります。例えば、公道走行不可で私有地などでの使用に限られるモデルですが、CityBlitzは7.4kgという超軽量な車体を実現しています。これは車体にアルミを用いて、着座シートも省いたシンプル設計だからことできたこと。

逆に言えば、立ち乗り型のなかでも、着座シートを備えていたり、折りたたみ機能を備えたモデルは、相対的に重量が増えていく傾向があります。例えば折りたたみ機能のみで着座シートなしのFG-ES004-BKは10kg。対して、前後ダブルバネサスペンションや幅広タイヤ、バックミラー、リアキャリア、サイドスタンドに加え着座シートと折り畳み機能も備えるNEW URBANIST 600 TRAFFICは倍の20kgとなっています。

また最高速50km/hで原付2種登録となり、折りたたみ機能、着座シートも備えるX-TREME X 2000 EVO TURBOは30kgの車両重量となっています。以上の通り、スクーター型と比べ大きく軽量化されている立ち乗り型ですが、個々の車種ごとには差があるという感じになります。

折りたたみ型は、重量の個体差が大きい傾向

例えばBLAZEのSMART EVは18kgという折りたたみ型のなかでも屈指の軽量性かつ、一部の立ち乗り型よりも軽い車両重量を実現しています。また車体構造が似ているAK-1は22.5kg、Cute-mLは25kgといった具合。

一方、折りたたみ型のなかでも定格出力2.0KWで普通自動二輪免許が必要となるPhat Scooterは58kg。同じく定格出力2.0KWで自転車的な車体構成のELMOTO・HR-4も59kgと、原付相当のスクーター型に近い重量となっています。

以上の通り、折りたたみ型は個体差が大きいという傾向が大きくあります。ただし、定格出力0.6KW以下の原付相当で比べるならば、スクーター型と立ち乗り型の中間に位置していると言えます。

電動バイクの重さについてのまとめ

  • 原付相当同士なら、スクーター型>折りたたみ型>立ち乗り型
  • 定格出力が上回るほど、重量も比例して増加する傾向
  • とどのつまり、個々の車種ごとに、重量は様々

以上の通り、ひと口に電動バイクの重さといっても、軽いものは10kg以下を実現している一方、重いものは70kg以上となっており、個々の車種ごとに大きな差があるというのが実情です。そうしたなかで、定格出力0.6KW以下の原付相当同士で比較すると、一番重いのはスクーター型で60kg~70kg程度、折りたたみ型は20kg~30kg程度、立ち乗り型は10kg~20kg程度というのがひとつの目安になります。ただし繰り返しになりますが、実際の重量は個々の車種によって大きく異なるということを踏まえておいてください。

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