このページでは、大手バイクメーカーであるヤマハが手掛けるE-Vinoについて取り上げ、デザインや製品としての特長、オプションに関する情報、スペックデータなどを取りまとめてご紹介していきます。
ビビッドイエローソリッド2(イエロー/ホワイト)、ホワイトメタリック1(ホワイト)
E-Vinoは、国内を代表するオートバイメーカーであるヤマハ発動機が手掛ける電動スクーターになります。
同社の50cc原付1種スクーターであるVinoの車体を流用し、パワーユニットをガソリンエンジンから高性能モーターとリチウムイオンバッテリーに換装しているのが特色。
何よりE-Vinoの知名度を高めているのは、このバイクを用いて旅をしながら、行く先々の方々に充電をお願いする人気バラエティー番組。
バイクメーカーとして代表的存在となるヤマハ製であることと知名度の高さという点は、群を抜いていると言ってよいでしょう。
E-Vinoは2015年に発売開始。
件のバラエティー番組の影響も相まって、新色ボディカラーも追加されるなど、電動スクーターとして確固たる地位を確立しています。
しかし、それは一朝一夕に成し遂げられたものではなく、ヤマハが地道にトライ&エラーを繰り返してきた成果なのです。
ヤマハは2002年、1970年代の人気スクーターであったパッソルの車名を復活させ、同社初の電動スクーターとして発売を開始していました。
しかし、当時は今ほどエコへの意識は高くなく、またバッテリー技術もまだまだ低かった時代。
リコール問題なども度々起こり、その度に生産中止と改良型の再発売を繰り返してきました。
そうした失敗から得たノウハウを集結し、ヤマハとして4車種目の電動スクーターとして2015年に完成させたのが、このE-Vinoなのです。
それこそバッテリーを車体から取り外して室内の家庭用コンセントで充電できるというのも、パッソルではできず、延長コードなどでコンセントを車体のそばまでもっていかなければなりませんでした。
E-Vinoはまさに12年の歳月をかけて、性能や信頼性、使い勝手などを磨き上げているのです